ブログ

2018.06.08更新

今日の研究会は神奈川の若手のIBDに関わる医師の会です。
若手と言ってもい神奈川の先生たちは本当にレベルが高く大変勉強になる会です。

最初の基調講演は東北大学病院消化器内科の角田洋一先生でした。「NUDT15遺伝子検査でチオプリンを安全かつ安心して活用する」とういう難しい表題ですが、要は我々がよく用いるイムラン等のAZAや6-MP製剤を投与した時の副作用である骨髄抑制や脱毛等の発現頻度は遺伝子形によって決まっており、その発現の確率を予測するキットを開発したお話でした。ゲノム研究の話が中心で難しいですが大変参考になる講演でした。NUDT15検査キットはすでに市販され今年秋頃の保険収載を目指しているとのことでした。これからIBD診療の一助となってくれると嬉しいです。

基調講演のあとは症例検討でした。

1演題目は相模の病院の三枝先生。この回ではよく御發表されている先生です。今回は妊活中のUC治療。これは日常臨床で本当によく遭遇する問題ですが、私も悩むケースが多いです。ただ、UC治療薬の妊孕性に与える影響は比較的少なく、大抵の薬が使用できるのが現状です。妊娠を望まれる患者さんの診療の際は、妊娠前に寛解に持ち込むことと、薬の安全性に対する丁寧な説明が重要だなと再確認いたしました。

2演題目は藤沢市民病院の稲垣先生。関節リウマチに合併したUCのお話。当クリニックでも同様の症例の加療を行なっており、諸先生型の御意見が本当に参考になりました。関節リウマチと潰瘍性大腸炎は治療薬の多くが重複しますが、保険適応の容量が異なるためどちらの疾患に対し重きを置いて治療するかが重要になります。また、潰瘍性大腸炎は難病指定されているのに対し、関節リウマチは難病指定されておらず、どちらの保険病名で薬を使うかによってい患者様の負担も大きく変わります。潰瘍性大腸炎は様々な自己免疫性疾患と合併するため今後もリウマチに限らず色々な症例に遭遇するでしょうが、今回の諸専制型のご意見は貴重なものでした。

次回は第10回の記念大会ということで大々的に開かれるとのことで今から非常に楽しみです。

 

y IBD

 

投稿者: 仲町台駅前まつのぶクリニック

最近のブログ記事

entryの検索

カテゴリ

何でも相談できる「かかりつけ医」として

消化器のなやみを抱えておられる方は、ぜひ当院までご相談ください。

  • tel_0459433377.png
staff staff blog