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2018.11.10更新

今日はバタバタでした。

日常診療と内視鏡検査を終わった後に都筑区役所で都筑区の災害医療対策訓練をこなし、その足で目白の椿山荘へ!

今日の研究会はIBD Forum in Tokyo。いつも通り炎症性腸疾患の会です。今回はクローン病の治療薬ステラーラのお話でした。

今回は東京慈恵会医科大学の猿田先生と大船中央病院の吉田先生の進行のもとステラーラの使用経験に関するお話でした。

ステラーラは全国で1700例がクローン病に投与されるようになりました。私も大学病院での診療で5例使用しております。

しかし今回後発表された先生方は数多くの使用経験をお持ちの先生ばかりで、大変参考になりました。

薬剤の多くは各種治験を終了しデータが出揃って世に出回りますが、やはり使用してみると実際とは異なることや、実際に使用してみないとわからない問題点等が出てきます。今回後発表してくださった金沢大学付属病院の北村先生、富山県立中央病院の松田先生、藤田医科大学の長坂先生のお三方は皆ステラーラの使用経験の豊富な先生方です。特に藤田医科大学の長坂先生の使用経験数は飛び抜けて多く、詳細なデータをご提示いただけました。まだ発売から日が浅い薬で、長期成績等が出ておらず、統計解析もなされておりませんが、実際に使っている先生方の生の声が聞けました。

今回もやはり参加者が気になっているのは12週間隔で投与するか8週間隔で投与するかという問題ですが、圧倒的に8週間隔で投与されている先生が多いようです。前例8週間隔で投与している私にとっても安心する報告でした。また、8−12週間隔で投与する薬剤だけに効果判定をいつ行うかもきになるところでしたが、やはり3コース終了時点という意見が多かった印象です。ただし12週間隔で投与の薬剤の3コースというと6ヶ月は見なければいけません。それまで患者様が耐えれるかが心配です。そのほかにも免疫調整剤を併用したインフリキシマブとの効果の差や肛門病変を有する症例での効果等様々な内容について議論されました。

最後に大船中央病院の吉田先生のご発言で、ステラーラが効きやすい患者さんは、体重70kg未満、バイオナイーブ、CRP1.0未満、トラフ4.5以上等のデータが提示されました。確かに諸先生方のご意見も、現時点では肛門病変の穏やかな軽症例に効きやすという印象をお持ちのようです。

まだまだ本邦の成績が出揃っていない薬剤ですので、このような研究会で使用経験の豊富な先生方のご意見を聞けることは大変貴重な場で、有意義な1日でした。

ちなみに藤田保健衛生大学が藤田医科大学に改名したのは知りませんでした…

 

IBDFTOKYO

投稿者: 仲町台駅前まつのぶクリニック

何でも相談できる「かかりつけ医」として

消化器のなやみを抱えておられる方は、ぜひ当院までご相談ください。

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