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2018.09.13更新

今日の講演会は横浜GI-Congress!

伝統ある研究会です。

残念ながら当クリニックの診療が押してしまい、症例報告は拝聴することができませんでした。残念!

しかし、今日のメインは横浜市立大学附属市民総合医療センター炎症性腸疾患センターの国崎玲子先生の御講演。

「今こそ確認!腸炎・colitic cancerの内視鏡診断と潰瘍性大腸炎治療の考え方」

まずは疫学的なことですが、本邦で炎症性腸疾患が増加しているのは周知の事実ですが、欧米でのこれまでの増加の仕方も踏まえ疫学を説明してくださった講演はこれまでにありませんでした。それによるとこれまでの欧米の疫学では潰瘍性大腸炎がまず急増しプラトー(平衡)に達し、その後クローン病が急増し潰瘍性大腸炎の罹患者数を超えてプラトーに達するとのこと。まだ本邦では潰瘍性大腸炎の罹患者数が増加の一途をたどりプラトーに達していない!今後潰瘍性大腸炎の罹患者数がある時期でプラトーに達する。これは想像できることですが、その数を抜いてクローン病がプラトーに達する!これは恐ろしい!!!

また日本は歴史的に腸結核の多い国、かつsilkroad diseaseと言われるベーチェット病の発生地帯に属し、生食文化による感染性腸炎の多い国、先に述べた潰瘍性大腸炎やクローン病の罹患者数がドイツ、イギリス、米国に迫る勢いで増加している国。そうなんです!日本は今後Colitic Ulcerが一番多い国になる可能性があるのです。

なので、我々大腸内視鏡に携わる人間は常に腸管潰瘍性病変を見る目を養って行かねばならないのです。

今回の御講演では様々な腸炎を多彩なスライドで軽快なテンポで御解説いただきました。中には地中海熱類縁腸炎のような非常に珍しい腸炎までご提示頂きました。

国崎先生のご講演はいつ聴いても本当に分かりやすく、頭にすーっと入ってくる内容です。

また、質問にも非常に丁寧に御解説いただき、僕の中ではIBDの神様のような先生です。

また、ぜひ機会があれば拝聴しに行きたいと思います。

IBDYGIC

投稿者: 仲町台駅前まつのぶクリニック

何でも相談できる「かかりつけ医」として

消化器のなやみを抱えておられる方は、ぜひ当院までご相談ください。

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